今日の「エール」は衝撃的な展開だった。
慰問先のビルマで再会した恩師藤堂先生とその部下の兵士たちが、全員敵の銃撃によって戦死したのだ。
居合わせた古山は、藤堂の手引きで身を隠し、かろうじて助かる。
藤堂は部下を助けるために身を挺したため銃撃され、古山の腕の中で命を絶つ。
これはあくまでフィクションなので、こんなことは現実ではあり得ないと思い、でも、念のため、グーグルで古関裕而と戦争で検索してみた。
確かに慰問先に恩師はいないし、まして戦死等していない。
しかし、似たような悲惨な戦場を、古関裕而は目の当たりにしていた。
そして、慰問先で母の危篤を知るも、すぐの帰還は叶わず、死に目には合えなかったとあった。
今後、古山の戦争に対する曲作りの思いが変わるのは必然だろう。
というか、自責の念に駆られるのでは。
戦時中、絶対軍歌を作らない作曲家もいたなか、古山は軍歌を作り、結果的には若者を悲惨な戦場へ送っていたのだ。
「何も知らなかった。ごめんなさい。ごめんなさい」と、泣き叫ぶ古山。
私も泣いた。
内地にいる国民は何も知らされてなかったのだ。
今の政府も、この時代の政府と、何ら変わっていないのでは。
国民の知らないところで、大事なことがどんどん決められていくようで、恐い。
政府も、国会議員も、過去にこんな悲惨なことがあったんだと、改めて知ってほしい。
できれば、この朝ドラ、観て欲しい。
posted by hidamari at 21:41|
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