2005年08月05日

少女のぶら下げ人形


200508052f85d4c1.jpg※3 出会い
(オッ、かわいいよ!…でも、何で、三崎のおばあさんの孫があいの子なんだ?)
 私は何が何でも訳が知りたかった。
(母さんに聞くしかない)
 そう思うと、居ても、立ってもいられない。
(何か深い訳があるに違いないぞ、それを聞き出すには、母のご機嫌を損ねたら、めんどうだ)

 気を静めて、自然を振る舞い、静かに、流し台の母の所へ、近づいた。
「ねえ、母さん、あの子、あいの子だよね、…一体誰の子ね?」
「…真理子!急に何ね、びっくりするじゃないの」
母は、いつの間にか、自分の側に立っている私を見て(困った子だね)というような顔をした。しばらくの間、両手で首筋を押さえながら、目をつぶっていたが、観念したのか、飯台の前にどっかと座った。そして、慎ちゃんの生い立ちを、話し出した。※4へ

(写真は、旅先で購入した、13センチ足らずの人形。上記小説はカテゴリー小説[藪椿]で連載中)
posted by hidamari at 09:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 [藪椿] | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック