2006年03月04日

焼き物のミニおひな様


焼き物のおひな様.jpg※18
 啓介は、晴美を知って以来、時々想像することがある。
 もし、田鶴子と晴美に、同時に会っていたら、自分はいったいどっちを選ぶのだろうか?
 容姿は誰が見ても田鶴子の方が上だ。身長160センチ以上はあるだろう、ちょっと痩せ過ぎるきらいはあるが、坂下知里子似の美人である。
 一方、晴美は身長155センチ位で小柄なぽっちゃり型、若い頃の美空ひばり似、いわゆる啓介の実母の面影がある。
 性格はどうだろう?
 田鶴子は、情が深く面倒見が良いが、いつもキリキリと神経を尖らせている。その分、啓介にとっては気が休まることがない。
 今啓介が知っている範囲の晴美は、とても明るくて、側にいるだけで癒される雰囲気を持っている。それに若い女性にありがちな浮ついた所がなく、堅実で真面目な女性である。 啓介にとってはその分面白みがない。
 結局、心は晴美に惹かれながらも、積極的に迫ってくる田鶴子と付き合うことになるだろう。啓介は最後にはいつもそう結論づけるのだった。
 そして、これ以上、晴美とは親しくしてはいけないし、田鶴子を惑わせるようなことは避けなければならないと、自分に強く言い聞かせるのだった。※19へ

(写真は、団地内の奥さんが自宅販売しておられるものを購入したもの)
(上記小説は、カテゴリー短編小説[茜雲]で連載中)

posted by hidamari at 12:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説〔茜雲〕 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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