2006年05月03日

お茶畑と風車


茶畑.jpg※48
 会議室には、会議用長机の4個を1固まりとしてテーブルが作られ、それが4セット設置されていた。
 テーブルの上には出前のお寿司やオードブルの鉢盛り、それにビールやジュースなどの飲み物が用意されていた。
 晴美にとっては、飲食をしながら意見交歓会をするというのはもちろん初めての経験だった。いったいどんなことをするのだろうと、とても興味があった。
 しかし、始まってみると何ということはなかった。
 初めに幹部職員の自己紹介がちょっとあったものの、その後は幹部職員が各テーブルに2〜3人ずつ付き、病院職員とただ歓談するだけというものだった。白衣のままの看護師も何名もいる。
 晴美のテーブルには、人事課長と、病院側から事務局長が配置された。たまたま、晴美は人事課長の隣の席になった。
 晴美は、人事課長の顔をよく覚えていた。
 昨年市の採用試験を受けた際の、面接試験官だったのだ。
 不思議なことに、晴美はふっと恩師に会ったような懐かしさを感じたのである。※49へ

(写真は、茶畑と風車。風車は霜除けとのこと)
(上記小説は、カテゴリー短編小説[茜雲]で連載中)

posted by hidamari at 15:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説〔茜雲〕 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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