2006年05月23日

えんどう豆の花


えんどう豆の花.jpg※57
 病院では12月28日に、一旦仕事納めをする。
 もちろん入院患者で自宅へ帰らない人もいるので、年末年始も医療部門は休むことは出来ない。ただし、勤務体制は縮小し特別編成されたものになる。
 その28日、仕事納めをした後、病院恒例の職員全員での大忘年会が隣県の温泉旅館で催される。
 その日に夜勤に当たった医師と看護師は、当然この忘年会には参加出来ないのだ。しかし、当直をかって出る人もいるくらいだから、それが問題になる様子もない。それに例年、看護師の中にはなぜか不参加者も多く、参加者は大型バス1台に十分乗れる人数に納まるのだ。
 温泉旅館は、隣県といってもここ小川市からは高速で30分もあれば行ける所にある。

 晴美はその温泉街には、子供の頃から家族と、ことある毎に訪れていた。元々温泉が大好きな上に、食事も地元の牛肉がとても美味しいので気に入っているのである。
 今回、家族以外の仕事仲間と一緒ということや、そこで忘年会があることが、晴美は嬉しくてしようがなかった。まるで中学校時代の修学旅行のように心が弾んだ。
 でもこれほどウキウキするホントの理由は、啓介が一緒だからだということを、晴美自身不安に思うほどよく分かっていたのである。※58へ

(写真は、近所の畑で撮ったもの)
(上記小説は、カテゴリー短編小説[茜雲]で連載中)

posted by hidamari at 23:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説〔茜雲〕 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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