2006年07月12日

爬虫類のオブジェ


爨虫類のオブジェ.jpg6
 遊びに関することは、出来ないものはないと自負している茂である。特にダンスは大学時代にダンス愛好会に所属し、暇があればホールで踊っていた。彼女との出会いは殆んどこのダンスを通じてのことである。
 しかし、大学を卒業すると同時にダンス熱も冷めていった。その頃から、マージャン、囲碁、将棋、ビリヤード等に目が行き、全てにおいて熱中した。それらはある水準までは上達している。
 本土勤務の時は、仕事帰りに1人でぶらりとマージャンクラブに立ち寄ることもしばしばだった。負けることは殆んどなかった。マージャンは今でも本土に帰ると、必ずクラブに顔を出している。今ではマイナーな遊びだが、愛好家の間では根強く浸透しているのだ。
 
 茂は、単独行動が好きな、けっこう人見知りするタイプの男性なのだ。
 そんな茂が久しぶりにダンスをしようと試みたのは、やはり、女性の肌が恋しくなったからに他ならなかった。なぜなら、付き合う女性を見つけるには、ダンス教室に行けばほぼ間違いないと、茂は自信を持っていたからである。7へ

(上記小説は、カテゴリー短編小説〔喫茶店〕で連載中)
(写真は、さいたま新都心で見た、大トカゲらしきブリキのオブジェ。何の意味があるのか分からなかったが)
posted by hidamari at 11:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説〔喫茶店〕 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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