2008年02月16日

  乗合バス
 真っ赤な小ぶりの乗合バスが停留所に止まったよ
 ロンドンの乗合バスを真似ただけあって 
 なかなか小じゃれた色合いのバスだ
 男子高校生が1人 すました顔で降りてきたよ
 残ったバスの乗客は女子高校生2人とおばあさん1人
 1時間に1回も通らない路線なのに
 たった3人しか乗っていないなんて
 これで成り立っていくのかしらん
 かつてうちの息子もこのバスで高校に通っていたっけ
 あんな風にすまし顔で
 毎日この停留所で降りていたのかしらん
 そして誰もいない我が家へ ひっそり帰っていたのだ
 ずっと鍵っ子だった息子
 どんな風に毎日を過ごしていたのかしらん
 こんなに寂しげな赤いバスで通学していたんだ
 なるほどここは田舎だもんね
 小さなバスが真っ赤なのも かえってもの悲しいよね
 たった3〜4人しか乗客がいないのも切ないしね
 すました顔でハンドルを握っている運転士さんも きっと寂しいんだよ
 ウイークデーの昼下がり それを眺めている私 うら寂しいのはきっと私
posted by hidamari at 23:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩歌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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