2008年03月04日

 ハンティング
 道端で ハンティングをかぶった老人の 細身の後姿を見ました
 「父さんだ」
 一瞬そう思いました
 父さんはとうに亡くなっています
 分かっているのに 似た人に会うと 胸がキュンとなるのです
 父さんがハンティングをかぶっていたのは いつの頃でしょうか
 そんなにかぶっていた訳ではないのに ハンティングをかぶった人を
見ると なぜか懐かしいような 切ないような感じがするのです
 
 車で 威圧的な感じがする病院の 前の道を通り過ぎました
 「父さんが待っている」
 一瞬そう思いました
 父さんが入院して亡くなった病院なのです
 もうずっと昔のことなのに いつになったら何でもなく通り抜けられるのでしょうか
 何の親孝行も出来なかったのに 職場の帰りに時々立ち寄るだけだった
私を 毎日夕方になると首を長くして待っていたのだと後で姉さんに聞きました 
 この道を通り過ぎる度に 切なくて胸の奥がチクチク痛むのです
posted by hidamari at 22:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩歌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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