2008年03月08日

 プレゼント
 ある日私宛に定形外郵便物が送られてきました
 差出人は書いてありませんでしたが社名入り封筒でした
 会社名で貴方からだと分かりました
 中には絹のストッキングが1足入っていました

 それはもう嬉しいというより それを通り越して
不思議な気持でした
 そう 菜の花畑を飛び回るチョウチョのように
ふわふわと身体が浮いていきそうでした

 絹のストッキングをさっそくはいてみました
 足の形をしたその絹のストッキングは 私には明らかに
大きすぎました
 残念でたまりませんが これは私には履けません
 
 お手紙が入ってないか封筒を逆さにしてふってみました
 紙切れ1枚入っていません
 なぜなのですか
 貴方はどういう気持で 私にこの絹のストッキングを
送って下さったのでしょう
 もしかしたら くじか何かで当たったものですか
 でも それでもいいのです
 その時 私のことを思い出してわざわざ送って下さったのですから

 宛名書きの筆跡を 穴があくほど眺めました
 それは初めて見る貴方が書いた私の名前でした
 大きな貴方に似ず小さ目の文字で たいそう達筆でした
 後にも先にも貴方から頂くものは これが初めてです

 身につけることの出来ない絹のストッキングと
貴方が書いてくれた私宛の封筒が わたしの宝物になりました
posted by hidamari at 23:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩歌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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