2008年04月04日


青いハイヒール.jpg 青いハイヒール
 大好きだった青いハイヒール
 大事な日にしか履かなかったハイヒール
 大切にしまっていたのに
 またいつか履こうと思っていたのに
 もう履くことが出来ない
 いつの間にか年を取ってしまったのだ
 
 こんなにあっという間に
 履けなくなる日がくるなんて

 また履くことがあるかもしれないと
 靴箱の手の届かない1番上の段に
 大事にしまっておいたのに
 靴箱をお掃除する度に
 出してみては またしまっていた
 ハイヒールは昔のままなのに
 私の足はしわくちゃ
 もうこのハイヒールを履いて
 歩くことは2度と出来ない

 かつてこのハイヒールを履いて歩いていた私
 後を歩いていた老紳士に声をかけられた
 「お嬢さん、さっそうと歩く後ろ姿 ステキですよ」
 既にお嬢さんといわれる年齢ではなかったけれど
 私も確かに若い頃があったのだ
 ついこの間のような気がするのに

 もうこのハイヒールが履けないことは百も承知
 なのに この青いハイヒールを捨てることは出来ない
 捨ててしまうと この青いハイヒールを思い出すこともないだろう
 そして 私がかつて輝いていたことがあったことも
 だから私はまた 元の場所にそっと戻しました

(写真は、その青いハイヒール)

posted by hidamari at 19:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩歌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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