政府は定額給付金と称して微々たるものを国民に配った。
ところがその後すぐ、官公署から送付された住民税、国民健康保険料等の納付書の高い額に、給付金の有難さは吹っ飛んだのは言うまでもなく、国民はこぞって怒り心頭に発しているのではなかろうか。
昨日の新聞には、各県の国保の納付額一欄が載っていた。格差も著しいものだった。
今日の新聞には年間所得160万円に対し国保、保険料は30万円だという大阪府寝屋川市の人の苦悩が載っていた。
滞納せざるをえないという。
最近は、住民税の滞納者も増えているとのこと。
財源地方移譲で、住民税が増えた分、所得税が減ったと政府は言うが、低所得者層は、全体的にかなり増えている現状を、身をもって感じている。
しかもそれはどう見ても暮らしていける金額ではない所得に、容赦なく高額な住民税、保険料は課せられている。
国民はこの不公平を納得しているのだろうか。
これでは、全てを消費税方式、つまりは社会主義方式に転換していくしか、救われないのではないか。
今のままでは、滞納者がどんどん増えるのは必然である。
ない袖は振れないのだから。
次々に送られてくる納付書と、新聞記事を見て思ったことである。
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