2010年03月02日

友人からの電話

 随筆同好会の友人から電話がかかってきた。
 「あなたどうしているの? 皆が心配しているよ 病気じゃないよね」
 「なんで?わたし別にどうってことないよ」
 友人は、私が身体的にはどうもないことが分かると、今度は、
 「何か心配ごとでもあるんじゃないの?」
と、のたまう。
 実は昨年後半来、私がずっと、その例会に欠席していることが、仲間内で話題になっているらしいのだ。
 何しろ、それまでは、7〜8年、その例会に欠席したことがなかった私。
 それが、ぷっつり行かなくなったからだ。
 初めて欠席したのは、ちょうどその日が旅行と重なったからだが、それ以後、その会合に急に興味が湧かなくなったのである。
 それは、自分でも不思議なことであるが、これという理由もなかった。
 しいて言うなら、他の人に興味が移り、今までの恋が覚めたような感覚かもしれない。
 だから、仲間が心配するのは無理ない。
 ただ、彼らは、どうも私を病気扱いにしたいらしい。
 年齢が高い者の集まり、顔を見せないと、すぐ病気ではないかと疑うのは人情だろう。
 だから、そう言われているだろうとは認識していた。
 でも、ふと思うことは、
 もしかしたら、心配するふりをして、
 人の不幸を願っているのでは?
 そのうち、「彼女、もう危ないらしいよ」とか、
 「亡くなったそうよ」とか、言われそう。
 でも、そんなこと、怒っているわけではない。
 私だって、散歩中にそれまで毎日のように会っていた人に、ぱったり会わなくなったりすると、同じようなことを考えるし、
 また、そんな時、その人に再び会ったりすると、 「なんだ、元気だったんだ」と思ったりもするもの。

 人はある程度年齢がいくと、皆、同じようなことを考えるのではないだろうか。
 そんなひがんだことを考えてしまった、友人からの電話だった。

posted by hidamari at 23:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 日常のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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