2010年06月06日

ミニミニ小説・牡丹

 bP
 世良アサミが周りの同僚から避けられていることを 感じるようになったのは、新学期が始まった頃からだろうか。
 アサミは私立の芸術大学で助手として働いている。
 大学卒業後すぐ就職して、今年33歳になる。独身である。
 助手は全学部で9人いるが、アサミはいつの間にか11年選手で、もはや中堅どころになっていた。
 そのアサミが今年度から、美術史学科城ノ内真一郎教授の研究室に配属になった。
 城ノ内は世界美術史に関する本の編集をしている最中で、他の教室の助手も入れ替わり立ち替わり応援にきていたし、学生も手伝っていたので、連日教室は活気にあふれていた。bQへ

(短編小説を気長に暇々に載せたいと思います。カテゴリー〈短編小説・つぶらなひとみ〉に連載)




posted by hidamari at 23:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 短編小説・つぶらなひとみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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