2010年10月04日

映画の感想(この道は母へと続く)

 2005年 ロシア映画 
 監督 アンドレイ・クラフチューフ 主演 コーリャ・スピリドノフ

 あるロシアの孤児院では、孤児をお金で養子縁組させる斡旋業者が存在した。
 マダムと孤児から呼ばれているその斡旋業者は、子供の幸せではなく、お金儲けのために良い子をお金持ちのイタリア人夫妻に仲介した。
 選ばれたのが6歳のワーニャだった。
 孤児仲間からは羨ましがられたが、ワーニャは嬉しくないし、行きたくなかった。
 彼は、ほんとうのお母さんが引き取りにきてくれることを望んでいるのだ。
 イタリアに行ってしまえば、母には一生会えなくなる。
 そのことを知っている孤児仲間年長の女子が、彼を脱走させてくれる。
 そこから、ワーニャの母をたずねて〜里の冒険が始まる。
 執拗に後を追うマダム、逃れる6歳の孤児ワーニャ、スリリングな逃走劇が続く。
 その間、不良の子供にからまれたりして危険な目にも遭うが、総じて絡んでくる大人たちが優しい。
 この映画、実話に基づいているという。
 世の中捨てたものじゃないと思ってほっとさせられる。
 特に、マダムの夫なのか運転手なのか分からないが、その人が最後はマダムを裏切って、ワーニャを助ける。
 彼も本当は良い人だった。
 ワーニャの、一途に慕う母へのピュァな気持ちに、普通の大人は、誰だってほだされずにはいられないだろう。
 子供は捨てられたと分かっていても、親を信じているのだ。
 どんな苦難があろうとも、母親が1番というのは、分かっているが泣けてくる。
 ワーニャの冒険は、いろいろな人の助けがあって無事辿りつくことが出来た。
 母親に会うシーン。
 何と母親の顔は出ないで声だけ。
 後は、母親と幸せに暮らしている様子を、孤児院の仲間宛、手紙にして読むシーン。
 お母さんとワーニャがハグしている姿や、幸せに暮らしている姿を映像で見たかった。
 ハッピーエンドには違いないが、最後のデザートを食べずじまいって感じがした。

posted by hidamari at 23:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 読後感・映画の感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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