2010年10月26日

映画の感想(勝負(かた)をつけろ)

1961年 フランス・イタリア合作映画  監督・脚本 ジャン・ベッケル
キャスト ジャンポール・ベルモント、ピエール・ヴァネック、クリスティーネ・カウフマン

 いわゆる古い暗黒映画だった。
 やくざの世界では、殺人は日常的に行われている。 そこには正義や話し合いは通用しない。やったらやりかえす。殺さなければ殺される。
 その世界に足を踏み入れたら、命は根なし草のように危うい。
 ラストはどうせ主人公のうち誰かが、あっけなく死ぬのだろうと思いながらみた。
 主人公は山師ロベルトと親友のアデとその妹ジュヌビエーブ。
 ロベルトは、無実の罪を被せられ投獄されているアデを救うために奔走する。
 アデを思うロベルトの気持ちと、それに応えようとするアデの気持ちが空回りする転回のストーリーだった。
 アデのその軽はずみな行動が原因で、何の罪もないジュヌビエーブが射殺されてしまう。
 2人の男が、形は違うが、夫々1番愛していたジュヌビエーブが死んだことで、ロベルトがアデから離れていくラストシーン。切なかった。
 この映画を見て思ったことは、結局、友人愛は男女の愛に勝てなかったということだ。
 ギャング映画でも、アメリカ映画とヨーロッパ映画では、太陽と月のように対照的である。
 BGMも、フランス映画特有の寂しげで沈み込むようなメロディーだった。

posted by hidamari at 23:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 読後感・映画の感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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