2010年10月30日

夢小説・猫学校

bS
 部屋が満タンになると、自動的にドアが閉まった。
 すると、貫録のある校長先生がおもむろに挨拶をした。
 「みなさん、こんばんは、今夜もよくお集まりくだいました。明日また元気でここに来られるように、今夜もしっかりお勉強しましょう」とにこにこしながら、皆を見まわした。
 それから、
 「最近交通事故が増えている、大通りを渡るときは信号が青になった横断歩道を渡るように」とか、
「性質の悪い子供から虐待を受けている猫が急増している、子供には近づくな」とか、
 「人間社会に依存しなければ生きてはいけないが、住家のゴミをあさったり花壇で糞をするな」、とか、私の知っていることばかりを、くどくどと話しだした。
 私はがっかりした。
 やだなあーこれが学校?
 何だか眠くなった。
 うつらうつらしていると、急に周りが騒がしくなった。
 皆が輪になって、何とフォークダンスを始めたのだ。
 マイムマイムの曲がボリューム大で流れている。
 隣にいたお兄さんが私をむりやり輪の中に連れ込み、曲に合わせて引っ張りまわした。
 心地よいリズミカルな音楽に合わせて踊るうちに、なんだか不思議と楽しくなった。
 オクラホマ・ミキサーの曲が流れると、お兄さんは私と肩を組んだりした。
 途中で休憩も入り、食事や飲み物も振る舞われた。
 朝方まで踊ってくたくたになった。
 そして朝日が昇る前、お開きになった。
 すると、あっという間に猫たちはいなくなった。
 お兄さんもいなくなった。
 私も、ねぐらにしている地蔵さんの石堂に戻って泥のように眠った。bTへ
(カテゴリー夢小説で連載)

posted by hidamari at 21:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 夢小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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