2010年11月02日

夢小説・猫学校

bT
 目が覚めた時は、太陽は真上より西寄りだったから、既にお昼は過ぎていたのだろう。
 私はお腹が減っていることに気が付いた。
 時々、お昼前に、近くに住むおばあさんがお地蔵様にお参りにくる。
 お花を供えたりお水を供えたりするのだが、ついでに私にもご飯を持ってきてくれる。
 今日は新しい花が挿してあるのでおばあさんが来たのだ、と思った。
 私には…?と周りを見回すと、石堂の奥の方に缶詰から出したキャットフードが、ちゃんとお皿に入れて置いてあった。
 おばあさん、ありがとう!
 私は心から感謝した。
 優しい人はいい、人間は嫌いだが、優しい人は好きだ。
 おばあさんは、私にそんなにベタベタしないが、それとなく優しくしてくれるし、眼差しが温かいのだ。
 私も、おばあさんに媚を売るようなことはしない。
 でも、感謝の眼差しで仰ぎ見るし、ニャーン!と毎回挨拶だけはしている。
 おばあさんも私の気持ちは察してくれているはずだ。
 おばあさんのキャットフードを食べて、私は散歩に出た。
 ふっと昨夜のことを思い出した。
 「学校に行ってみよう」と思った。bUへ
(カテゴリー夢小説で連載)

posted by hidamari at 21:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 夢小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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