
たんぽぽ
踏まれても
踏まれても 立ちあがる
あなたは雑草の中の雑草
春風に誘われて恥ずかしそうに顔を出した
すると仲間たちが
あれよあれよという間に
あちこちから顔を出した
もう誰も踏んだりしない
こんなに愛らしくて小さい
まるでお花のひよこみたい
花言葉は神のお告げ
この地上に地震という恐ろしいマグマをもたらす神様のお告げなの
あなたに何の罪もないことは分かっている
2つめの花言葉は別離
黄色い花びらは罪に耐えかねて
白髪の綿帽子になってしまった
そして春風がどこかに連れ去った
そこにもうかわいい姿はなかった
たんぽぽさん
神様に伝えておくれ
もう地震はこりごりだと
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