2011年06月02日

ドラマの感想(下流の宴)

 原作 林真理子著 下流の宴

 毎日新聞に毎日掲載された小説である。
 当時楽しみに読んでいた。
 それが今回NHKドラマになった。ワクワクしながら第1回を観た。
 キャスト、黒木瞳、美波、窪田正孝
 母親役の黒木瞳さんは納得だが、珠緒役の美波さんはちょっと違和感がある。
 なぜなら、私の中では新聞小説の挿絵のイメージがこびりついているから。
 挿絵の珠緒は、小太りでどんぐり眼で鼻ペチャだった。よくあるブス顔である。
 美波さんでは可愛すぎる。
 さて、私の目線は、もちろん母親側、ただし上流でも中流でもない、しいていえば、下の上というところだ。

 その私がこの世に生を受けて、一生の幸不幸について、最近つらつら考えることがある。
 子供の頃は何も考えずに親の分身として生きていた。高校生時代にやっと将来のことを考えるようになった。成人になったら自立しなければならいことは、誰に言われるまでもなく当たり前だと思っていた。親は大学へ進むように希望したが、私は1日も早く自立したかった。それで就職出来なかったらどうしようと、毎日不安だった。大学へはこちらがお金を払って行く所だから、やれば出来るだろうと思ったが、就職は相手が私にお金を払ってくれる所なのだ。とてつもなく不安だった。もし地元で就職出来なかったら、東京へ出て女中さんになるしかないと思っていた。運よく就職が出来た。
 次は結婚だった。結婚が出来るのだろうかと、これまた不安だった。運よく結婚出来た。子供が出来た。子供は私の分身だった。しかし子供が成人したら自立させなければならない。黙っていても普通子供は親元を巣立っていく。それから、しばらくは夫と平穏な生活を過ごす。子供たちは夫々家族を持ち社会人として暮らしていく。私はだんだん身体が弱っていく。そしてついに人生の終焉の時がくる。
 人の一生が幸福といえるのは、この繰り返しが延々と続くことではないだろうか。
 そのためには、ターニングポイントがある。
 何はさておいて、結婚し子孫を残すことなのだ。
 すなわち、この世に生を受けて1番幸福なことは結婚、出産ではなかろうか。

 私が母親として思うのは、黒木瞳さんが演じる母親福原由美子さんは、何も悲しむことはない、ということ。
 今の時代、結婚出来ない、子供が産めない人がどれだけいるか、上流階級でも例外ではない。
 人の幸福とは、結婚、出産、子孫繁栄であると断言出来る。
 それで、皆が、シンデレラ姫も白雪姫もウイリアム王子も、神代の昔からひたすら結婚に憧れ、幸せな結婚が出来た時、初めてハッピーエンドになるのである。

 このドラマ、コミカルなタッチが深刻ではなくいい。。
 小説をおさらいするつもりで、今後楽しみたい。

posted by hidamari at 23:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 読後感・映画の感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック