2012年06月19日

韓国ドラマ “トンイ” 最終回

 韓国ドラマは今やチャンネルを回せば至るところでやっているが、私が唯一観ているのが、「トンイ」である。
 それがこの日曜日で終了した。
 昨年のドラマの主人公「イ・サン」の祖父である、21代王、名君「英祖」の生みの母「トンイ」の、愛と知性と勇気で過酷な自らの運命を切り開いていった波瀾万丈の物語であった。
 彼女は常に個人としての情に溺れることはなかった。
 上昇志向はあったと思うが、ものごとを正しく見つめ判断する能力が、生まれながらにして備わっていたのではなかろうか。
 いや、父親が子供の頃に導いたことかもしれない。
 彼女は、息子をりっぱな王に育てることにこそ、自分の使命があると思ったのだろう。
 19代王粛宗の寵愛よりも、息子が王になることを願ったのは、単なる母の愛だけではなかった。
 息子が、賎民が虐げられる世の中を変えてくれると信じたからだ。
 それは父親に対する厚い思いからでもあった。
 結局そのために、彼女は宮廷を出ることになる。
 私が思ったのは、彼女にとっては、それがかえって幸せだったのではなかろうか、ということだった。
 彼女は元々監察府の優秀な女官だった。
 宮廷で権力闘争に明け暮れるより、才能を生かしてどんどん外で働く方がイキイキ暮らせたのではなかろうか。
 これは実在の人物の話しだという。
 朝鮮王朝時代に、こんなにすばらしい女性がいたなんて、韓国という国が何か愛しく感じたドラマだったのである。

posted by hidamari at 23:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 読後感・映画の感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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