2012年08月23日

新聞小説「だから荒野」 本日230回

 毎日新聞連載 桐野夏生作

 毎日新聞には2編の小説が毎日掲載されている。
 ただいま私はその中の「だから荒野」にはまっている。
 毎朝起きてまずすることは、何はさておき、この小説を読むこと。現在の私にとって生きる糧となっている。なぜなら、朝がくるのが楽しみだから。
 桐野さんの小説は、2005年にも「魂萌え」が掲載された。これはのちに単行本として販売されベストセラーになり、ドラマにもなった。
 私はその時から、桐野さんにすっかり魅了されている。
 今回の「だから荒野」は、前にもまして私好みの小説である。
 満たされない家庭生活に疲れた中年女性が、ある日突然一大決心をして大冒険をする物語だが、我々専業主婦には身につまされることが多く、共感する人も多いのではなかろうか。
 特に今回は長崎が第2の舞台となっている。
 なぜ、長崎なのか?
 これからきっとその意味が明らかにされるのではなかろうか。
 問題を抱えていそうな少年が(彼女の息子であるが)、今後、この被爆地長崎で、見ず知らずの老被災者と生活を共にして高校に通うことになりそうな予感がする。
 ということは、
 少年が成長していく過程として、被爆地長崎とこの老人が何か重要なカギを握っているのではなかろうか。
 桐野さんの小説は親近感がありながら、どこか哲学的要素も含まれていて、教わることも多いのである。
 また、地方のことも折り込まれていて、しかも我が長崎県というのが、私の興味を倍増させてくれる。
 タイトルの「だから荒野」の意味が何なのか。
 これからがクライマックスである。

posted by hidamari at 22:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 読後感・映画の感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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