2015年08月19日

悲しい出来事

 斜向かいのお宅にお一人で住んでおられた高齢者の老婦人が、施設に入居されてから2年が過ぎた。
 しかしその間、時々お元気なお姿でお宅に帰ってきておられた。
 私は昨日夕方、散歩から帰宅した時、お宅に灯りが点いていたのを見た。
 「あら、帰っておられるのだ。お元気なのね」と、思った。
 そして今日午前11時過ぎ頃、老婦人宅と隣接したお宅のご主人が我が家に駆け込んできて、「老婦人と連絡がとれない、電気がついていてカーテンも開いているのに、応答がない。玄関や窓には鍵がかかっている。心配だ」と、いうことで、ご近所さんが集まっていることを知らせてくださった。
 聞けば、病院で会うことを約束していた老婦人の知人が、彼女が現れないのを心配して訪問されて、大騒ぎになっていたのだ。
 施設の関係者の方が鍵を持ってこられる間、どこかの窓が開かないか、ご近所さんで見てまわると、格子戸の中のキッチンの窓が少し開いた。そこから見えたものは…。
 老婦人が倒れている姿だった。
 誰かが119番に電話した。
 そうこうしているうちに鍵が届き、中に入ることが出来た。
 施設の方が、既に息が切れていると言った。
 私も恐る恐るキッチンの入口まで足を運んだ。
 食卓の足元で老婦人は、くの字に横たわっていた。
 もはや顔色はなかった。
 恐くて足がすくんだ。居たたまれずすぐに外へ出た。
 サスペンスドラマでよく見る光景だった。
 私が最初に思ったことは、老婦人は苦しまれたのだろうか。それとも、卒倒して気絶したまま召されたのだろうか、ということだった。願わくば、後者であって欲しい。 
 人の最期は如何なる状況であっても、側から見ると哀れで悲しいものだ。せめて、本人は安らかであって欲しい。
 救急車、警察が到着してからは大変だった。
 ご近所さん、関係者、全ての人が事情聴取を受けた。
 サスペンスドラマさながらだった。

posted by hidamari at 15:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 日常のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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