著者 瀬戸内寂聴 2017年発行
今日夫はウォーキング例会だったが、雨のため中止、そのためずっと居間で、テレビのチャンネルを独占していた。
で、私は、昨日姉が貸してくれた標記の本を読むことに。
姉は、寂聴さんのことを崇敬しているみたいで、私にも薦めてくれたのだろう。
私は、寂聴さんが得度される前に出された本は、何冊か読んでいる。
そのころの作風は自分ファースト主義で、相当な自信家と理解していた。
ただとても正直でストレートなところは好きだった。
その後、突然出家されて、連日テレビのワイドショーの標的になったりしておられたが・・・
今は、天台宗の住職もされたりしたので、煩悩を捨て仏に帰依した生活から生み出した法話なのかな、と思っていた。
15話、30分程で読了。
まず、大きな文字で行間も広く、読みやすい、老人向けかな。
内容は、寂聴さんが仏に帰依したことで得とくした話ではない。あくまでも年齢を重ね経験を重ねたことで得とくした話で、寂聴さんならでの法話だった。
みごとに、昔の瀬戸内晴美さんとは別の人格になられたように感じた。
第一に慈悲深くなられた。 誰に対しても平等に優しくなられた。
これこそ、神仏に仕える人の神髄なのではなかろうか。
寂聴さんりっぱなお坊さんです。
寂聴さんのおことば
「つらいときこそ笑おう」
2018年02月25日
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