2019年01月29日

映画“アンナカレーニナ ヴロンスキーの物語”

2017年  ロシア映画
監督 カレン シャフナザーロフ 
キャスト エリザベータ ボヤルスカヤ  マクシム マトベーエフ

 お正月元日に観た映画。
 「アンナカレーニナ」とはトルストイの名作、映画化は実に4回くらいされていると思う。
 私が初めて劇場で観たのは、アンナカレーニナ役がヴィヴィアン・リーだった。
 背景の凍てつく銀世界や、貴婦人から墜ちてゆくアンナの哀しい末路まで、ずっと青い画面の暗いイメージだと記憶している。
 ただ、アンナ役のヴィヴィアン・リーは、衝撃的な美しさだった。
 今回の映画は、「アンナカレーニナ」の後日談。
 時は、日露戦争の真っ只中。
 戦争の相手は日本、言わずもがな、日本が戦勝国な訳で、劇中に敵国の悪として、描かれているのがなんとも心地が悪い。
 さて、戦地は北満、そこに軍医として赴いているアンナの息子セルゲイが出くわしたのが、かつて、母アンナの運命を狂わせ、自殺に追いやったとされる、憎むべきヴロンスキーだった。
 しかし、いつしか恩讐を超えて、セルゲイは懐かしき母の生き様を聞くことになる。
 私が思ったのは、アンナは息子を深く愛していた、それは間違いのない事実だった。
 ただ、ひょんなことから恋愛にスイッチが入り、ヴロンスキーに夢中になった。やっかいなことは、子供と恋人の両立が出来なかったこと。 きっとアンナは恋愛体質ではなかったのか。
 アンナの死はやむを得なかった。
 大人になっているセルゲイは、ヴロンスキーをきっと許したのではないだろうか。
 私の感想としては、前回の映画でストーリーは全て知っているので、今回目新しいものが、息子の成長と、恋人のあまり幸せでない人生を知ったという、寂寥感である。
 人の一生は、素晴らしくて、そして悲しいものなんだね。
posted by hidamari at 21:51| Comment(0) | 読後感・映画の感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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