2019年05月27日

テレ朝ドラマ “白い巨塔”

原作 山崎豊子 1965・69年刊行

 医療の世界、大学病院の閉鎖的な人間模様をダイナミックに描いた、重厚な社会派ドラマである。
 また、過去5回ドラマ化された名作でもある。
 私は山崎豊子さんファンなので、彼女の本、またドラマ化されたものは、概ね観ている。
 この「白い巨塔」で、私の心に残っている財前五郎は、1978年の田宮二郎さん、2003年の唐沢寿明さんである。
 そして今回それに岡田准一さんが加わった。
 さらに松山ケンイチさん、沢尻エリカさん、なぜか夏帆さんが印象的だった。
 そしてこのドラマを観ての率直な感想だが、医者の不養生、とはこういうことかな、ということだった。
 メンタル面でも誰より強いと思っていた財前だったが、実は心にすごいストレスをかかえていたのではないか。
 そしてそれが取りも直さず、病気の根源になったのではないか。
 いかに頑健な身体、心を持ってしても、ストレスには勝てなかった。
 ゆえに大概の人は、ストレスをかかえない生き方を模索する。
 財前はやはり良き人間だったのだ。
 いや、最後に良き人間になったのだ。
 だから病気に負けた。
 前回唐沢さんの時は、こんな感想持ったかなあ。
 岡田准一さんの悪が、迫真の演技だったからかもしれないなあ。
 ただ彼の、母親を求める愛には救われた。
 親子の絆は切っても切れないもの。 そこには普遍的に無償の愛があるのだと、改めて思ったことだった。
posted by hidamari at 20:51| Comment(0) | 読後感・映画の感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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