2019年07月18日

読後感 “年齢は捨てなさい”下重暁子著  幻冬舎新書      “一切なりゆき” 樹木希林著  文春新書

 最近ベストセラーになっている本が、我々シニア世代の女性に向けたものが多いと感じるのは、正に私がターゲットになっている世代だからなのか。
 標記の2冊をこの頃たて続けに読んだ。
 下重暁子さんと樹木希林さん、年齢は少し離れているが、高齢者同士、なのに生き方、考え方が対峙しているのが、とても興味深かかった。
 お二人は、晩年になって、自分の歩んできた道を、今後の歩む道をどう考えておられるのか。
 幸せだったのか、そうでなかったのか、これから先をまだまだチャレンジしていくのか、成り行きに任せるのか。
 お二人の考えはことごとく違っていておもしろい。
 人の晩年は、すでに生まれた時から決まっているのではないかなあ。
 少なくとも育った環境で人生は形作られていく。
 下重さんは、子供がいない夫婦だけの生活。
 今後は自分のことだけ考えていけばいい。
 高齢というワードに惑わされず、死ぬまでイキイキと生き切ることだけに没頭できることを幸せに感じている人。
 すなわち、それが出来るような生き方をしてこられたのだ。
 希林さんは、子孫を残し先祖を供養することを一番の使命だと思って、生きて来られた人。
 そしてそれを見事に達成して、家族に迷惑をかけず、大勢の人にりっぱだと尊敬されたまま、あの世に旅立たれた。
 さて、私はどちらを良しとするのか。
 希林さんの考え方は、少し古いかなあ。
 家族に迷惑をかけたくないのはわかるが、お墓を守ってもらうために娘に婿を取らせる、なんて、今時珍しいよね。
 でもそのために、いっぱい財産を作って家族に遺していかれたのは、あっぱれ。
 それが彼女の喜び、イクオール幸せだったのかも。
 要は人の晩年の幸せは、人夫々なのだ。
 私は、とりあえず、今は幸せだ。
 でも、身体がいうことを効かなくなった時、全てジ・エンドだと思っている。
 そんなことを考えさせられた2冊の本だった。
posted by hidamari at 22:36| Comment(0) | 読後感・映画の感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。