2020年03月04日

読後感 “老々介護の幸せ”

 2019年 飛鳥社 松島トモ子著

 姉が貸してくれた本。
 前に「徹子の部屋」で松島トモ子さんとお母様お二人で出ていらっしゃるのを観た。
 お母様は当時も90歳を超えておられたと思うが、とても姿勢がよく、上品でお綺麗だった。トモ子さんも自慢にしていらっしゃるご様子だった。
 そんな方が全く別人に化し、狂暴になり、赤ん坊以上に聞き分けがなくなられた。
 それが、認知症という恐ろしい病気なのだ。
 トモ子さんは、敬愛し頼りにしていたお母様を失くしたうえ、認知症の老女を介護しなければならないという試練を、70歳を超えて体験されている訳だ。
 松島トモ子ちゃんといえば、まさに私たち世代のトップアイドルだった。私が子供の頃は、彼女と鰐淵晴子さんしか、アイドルはいなかったような。ブロマイドをたくさん集めて宝物にしていた。
 そんな雲の上の人は、どんな人生を送るのだろうか、と漠然と考えていた。
 あと、その後に出た吉永小百合さん、山口百恵さんも、同じようにどんな人生を送るのだろうと、気になっている。
 そして、彼女たちもみな私と同じように年齢を重ねている。
 人の運命は、夫々最初から定まっているのだろうか。
 最初から最後まで幸せ、という人生はあり得ないような気がする。
 この本は、トモ子さんの人生を覘いた気がした。
 そして思ったことだが、人は皆同じなんだな、同じように楽しいこともあって、苦労もあって、そしてみな受け入れて、最後は寂しく死んでいくんだ、ということだった。
 トモ子さんが偉いところは、苦労を克服して、今はポジティブに、明るく生きていらっしゃることだ。
 どうか、お母様のためと思わず、ご自分のためと思って、老々介護を有意義にしてください。
posted by hidamari at 22:57| Comment(0) | 読後感・映画の感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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