2020年09月03日

読後感 “一人称単数”

 村上春樹著 2020.7 文藝春秋発行

 2018〜2019に文学界に掲載された短編を結集し、この本を出版するにあたり新たに「一人称単数」という短編を書き下ろし、それが本のタイトルになっている。
 このタイトルが気にかかり、末章の「一人称単数」から読み始めた。
 何のことはない文字通り、話し手が自分自身、いわゆる著者ということなのだ。
 で、最初から読み始めた。
 著者の青春時代の回顧録みたいな。
 それは正に村上ワールドで、ノルウェイの森と同じ匂いがした。
 「品川猿の告白」は、著者自身の話ではないが、著者が実際に体験したことを、登場人物を猿に置き換えて、描いてあるんじゃないかと思った。
 村上ワールドのお決まりは、現実と幻想の混合、これが、何か物語の品格を上げ、読み手を煙に巻いてしまう。
 読後感としては、何が何だかよく分からないが、ひょっとしたら何か奥深いものがあるのかもしれない、でも私にはわからない。
 いつものことながら、消化不良で終わった。
 なので、明日にはもう内容は忘れるだろう。
posted by hidamari at 22:30| Comment(0) | 読後感・映画の感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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