2015年01月02日

映画“ゴーンガール”

 2014年 アメリカ映画 
 デヴィッド・フィンチャー監督 原作「ゴーンガール」ギリアン・フリン
 キャスト  ベン・アフレック ロザムンド・バイク

 我が家の元旦の行事、劇場で映画を観ること。
 今年見つくろった映画であるが、まあ、消去法でチョイスしたものだが、私的には外れだった。
 まず、この映画、サスペンスなのかホラーなのか。
 サスペンスにしては、ストーリーは単なる5年目を迎えた夫婦の冷めたかたちの顛末をマスメディアを巻き込んで展開するだけのものであった。それは当然殺人事件として注目して行くわけだが、実は殺人など行われてはいない。夫に裏切られた妻が、夫をどうしても諦めることが出来ずサイコ化していく。そして殺人は意外なかたちで意外な相手を、しかも極めて残虐に行われるところが、R指定になるほど恐い。しかし、ここが最大の見せ場か。
 さてラストの納まりだが、サイコな妻の思うままになるが、さて夫はどうなるのか、どうするのか、当の夫も困惑していたが、ギャラリーはもっと見当がつかない。
 でもこんなことって、現実にあり得るかもしれない。理想を追い求めるプライド高き妻は、どんなことをしても自分の思い通りにする。
 しかし、心が満たされることは永遠にないだろう。それを我慢できるのか。
ちなみにタイトルの「ゴーンガール」だが、go⇒gone(行った)、「失踪した女」が直訳とすれば、日本語的には「行った女⇒イカレタ女」では、と思った次第である。
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2014年12月30日

映画“野性の証明”

 1978年 日本映画 森村誠一原作 角川春樹製作
 佐藤純彌監督
 キャスト  高倉健 夏八木勲 薬師丸ひろ子
 先頃、高倉健の追悼番組として放映されたものを録画して、今日観た。
 高倉健ここにありというような映画だった。
 健さんは吉永小百合さんと同じで、どの映画を観ても、役柄よりも健さんが前面に出て勝ってしまう。
だから、味沢というより健さん。陸上自衛隊特殊部隊で培われた不死身の強力な肉体はとにかく、屈折した精神が今一つ伝わらなかった。
 タイトルの「野性」とはいったい何なのか?
 自衛隊?殺し合い?優しさ?生きる力?
 まあ、角川氏が自分の趣味嗜好で、大アクションスペクタル映画を作りたくて製作した映画なのだろう。男のロマンかな!
 男性キャストの豪華さは天下一品。
 若かりし頃の舘ひろしが初々しい。
 女性は新人薬師丸ひろ子。
 ラストに「お父さ〜ん」と呼びながらかけてくるシーンは、西部劇の「シェーン」を思い浮かべたが……。可愛かった。
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2014年12月25日

大河ドラマ“黒田官兵衛”最終回

 50回全て録画して観た。
 で、最終回を今観終わったところだ。
 はずかしながら九州に住みながら、官兵衛のことをあまり知らなかった。今回官兵衛を通して戦国時代を眺めてきて、官兵衛の存在感の大きさを知った。
 元々近江の出身でありながら、最終的には福岡に落ち着き、礎を築きさらに発展させた功績は大きい。
 その間、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康に仕え、実に波瀾万丈な人世を渡り歩き、晩年は家族の絆に支えられながら、穏やかな信仰生活を送ったとは、何と幸せな人なのだろう。
 歴史上でも、こんなハッピーエンドの最期は稀なのではなかろうか。
 思うに彼がとことん私利私欲に走らなかったことが良かったのだろう。
 それもこれも、彼が、いわゆる人間的に品格があったのでは、と思ったことだった。
 1年を通しての感想は、とにかく岡田准一さんがかっこよかった。しかも、時を経るごとにどんどん成長し、最後はすごい貫禄だった。
 秀吉時代が1番おもしろかった。明智光秀を討つ策略を指南したのが、官兵衛だったとは…。秀吉が感情的で、官兵衛がクールだったのが、良いコンビだった。
 あと石田光成の田中圭さん、私が今まで持っていた光成像と大分違った。かつて演じられた江守徹さんのイメージが強いが、年齢的には田中圭さんがリアル性はある。
 とにかく、戦国時代に、また新たな発見があり、とてもおもしろかったのである。
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2014年12月13日

今週の“マッサン”

 マッサンとエリ―の間には子供が出来なかったということは、前もって知っていた。ただ、流産したということは知らなかった。
 あんなに急な階段を長いスカートで、お盆をかかえて上がるなんてありえない。あまりにも不注意過ぎる。私の寝間着は浴衣なので、階段を上がる時は上前を手で持ち上げないと、必ずつまずくことは分かり切っているので、映像が映った瞬間、ああここで落ちて流産するのだなあ、と察知した。
 まあ史実はどうだったのかは分からないが、ドラマでは、彼女は血液が薄いとかで、この先も結局妊娠出産は命を削ることになるということで、今回の流産はなるべくしてなったので、誰も悪くないということになっていた。
 実は私はこの週を見たくなかった。だって可哀そうな場面を見るのは好きでないから。
 実際私は流産した若い奥さんの泣き声を何度か聞いたことがある。その地獄の底から絞り出すような泣き声を忘れることができない。今日はマッサンも泣いていた。
 悲し過ぎる。私も泣いてしまった。
 エリ―のお下げがかわいかった。私もお産で入院した時はお下げをしたっけ。ちっとも可愛くなかったけど、ふと思い出したことだった。
 これで、悲しいことは終わったので、後は落ち着いてドラマを楽しめそう。
 それにしても、シャーロット、愛らしい、日本的な表情がほんとうにお上手。
 マッサン、この先もずっと奥さんを大事にして、仲のよい夫婦でいてね、と改めて願った次第である。
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2014年10月14日

映画“お熱いのがお好き”

 1959年 アメリカ映画
 監督 ビリー・ワイルダー  
 キャスト マリリン・モンロー ジャック・レモン トニー・カーチス
 
 あまりにも有名なマリリン・モンローの「お熱いのがお好き」という映画、恥ずかしながら私は内容を知らなかった。
 で、今回観てみることに。
 一言でいうと、「なるほどモンローが有名になるはずだ」と、思った映画だった。
 内容は、ギャングに追われる女装した2人の男性音楽奏者のドタバタコメディーである。
 主役はこの2人、ジャック・レモンとトニー、カーチスである。
 芸達者な2人、十分におもしろかった。
 ありえへん逃走シーン、現実ではすぐに捕まるパターン、それが絶対捕まらない、笑ってしまう、日本のコメディーでもよくお目にかかる。
 ドタバタは喜劇の王道なのか、いつの世もおもしろい。きっと、子供にも受けるのでは。
 そんな2人に恋されるモンローがイキイキと輝いていた。
 白黒のせいか、そんなにお色気も強調されず、むしろ上品でキュートだった。
 ドタバタコメディーだったにもかかわらず、モンローの魅力だけが私の頭の中にインプットされた映画だった。
 ただ、観ている間はずっと声をだして笑っていたのは、間違いない。
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2014年10月09日

朝ドラ“マッサン”

 10月から始まった“マッサン”も前回の“花子とアン”と同様、実在したモデルがある話である。
 それが何より興味深い。
 事実は小説より奇なり。
 第1回から画面に引きつけられた。
 なんたってマッサンの奥さん役のシャーロット・ケイド・フォックスが最高に可愛い。アメリカ人でありながら、優しくて健気な性格がお顔に滲み出ていて、とても好感がもてる。大好きである。
 マッサン役の玉山鉄二も、誠実な人柄が出てとても良い。
 いわゆる美男美女夫婦である。
 さっそく、ネットでお二人の実際の写真を拝見した次第である。実際も美男美女だった。
 ただ、お子さんには恵まれなくて、甥御さんを養子にされている。それがなんか残念な気がした。
 ウイキペディア情報によると、これからこのご夫婦には、波瀾万丈な人生が待っている。
 半年間、はらはらドキドキさせられることだろう。
 また、中島みゆきさんの牧歌的な主題歌「麦の歌」もインパクトがある。ぜひ紅白で歌って欲しいと願っている。
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2014年09月27日

“花子とアン”最終回

 今日の156話をもっていよいよ最終回となった。
 振り返って、この物語の意図するものが何だったかを考えてみる。
 そこには常に、家族の絆、家族愛が根底にあったような。
 今でこそ、子供の中に誰か才能のある子がいると、それを見抜いた親は家族を犠牲にしても、その子の才能を生かすために、全身全霊をかけて助ける。
 美空ひばり、野球のイチロー、テニスの錦織、ゴルフの石川遼、浅田真央、宮沢リエ等々…
 そんなに珍しいことではない。そこまでしないと、傑出した人物にはなれないのかもしれないが、そんな一生懸命な親の姿を見ると、全てが子供のためにやっているとは思えず、私はそんな親をむしろ穿った目で見てしまう。
 しかし、花子の父親は、純粋に我が子の才能を生かすことだけを考えて、彼女の生きる道を切り開いてやった。あの時代にそうそうこんな親はいなかっただろう。ということは、花子の父親はかなりの優れ者であった訳だ。
 兄の吉太郎も、最初は花子ばかりに目をかける父親に反感を持っていたものの、いつの間にか花子に寄り添い関わっていく。妹たちも花子を頼って、花子中心の家族の絆ができていく。
 父親は、まさか、ここまで花子が家族のために尽くしてくれるとは思っていなかっただろう。
 言えることは、花子の父親、母親、祖父が、子供たちをいかに心豊かに愛情を持って育てたかということだ。
 結果、こんなにステキな家族が出来上がったということだ。
 なにより、花子が凡人ではなかったのは、彼女の一途な情熱と、勤勉さだろう。
 恋愛においても、翻訳の仕事においても、彼女のなしたことは、並大抵のことではなかったから。
 それにしても、赤毛のアンのタイトルに、こんな経過があったとは…。
 「赤毛のアン」幾つになっても、大好き!

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2014年08月21日

読後感“約束の海”

 山崎豊子著  2014年 新潮社

 山崎豊子さんの遺作として話題になったので、図書館に予約を入れていたのがこのほど順番が回ってきた。
 いつものとおり内容は全く分からず、予備知識もなく読み始めた。
 海上自衛隊潜水艦の乗組員の話しだった。
 頭から潜水艦の専門用語がたくさん出てきて、私には全く興味なく、チンプンカンプン、どんどん斜め読みして進んでいった。
 どうやら、1988年に起きた「なだしお事件」がモデルだな、ということが分かった。
 この事件は私には記憶に新しく感じるが、もう26年も経っているのだ。
 当時、新聞やテレビの報道を見て、事故の原因は遊漁船にもあるが、救助を怠った潜水艦側が悪いと、私なりに判断したように覚えている。
 今回この本を読んでもどっちに非があったかよく分からないが、分かったことは、その時の事故の様子や、いきさつがしっかりと見えてきたことである。きっとこれは真実なのだろう。
 山崎さんは常に戦争はあってはならないというポリシーを持っておられる。
 ただ、「守るだけの力を持ってはいけないという考えには同調できない」、としておられる。
 すなわち、戦争をしないための軍隊は必要なのかも、という考えの持ち主だったのでは。
 もし生きておられたら、集団的自衛権には賛成だったのだろうか。
 日本人として、現在の自衛隊の存在は有難い。
 今まさに、広島では身を粉にして災害復旧に当たっている自衛隊員がいる。なくてはならない存在である。
 しかし、集団的自衛権が発動されれば、有事の時は、武器を持って戦地に赴く訳で…、その時は、必ず遺書を残していくのだそうだ。怖い話である。
 この本には2部3部があるそうで…。
 少なくとも、このタイトル「約束の海」は、内容に一致していない。2部3部に出てくるのかなあ。
 今回の内容は、海上自衛隊及び防衛省内の序列に渦巻く出世欲。
 しかし中には国の防衛を真剣に考える崇高な人もいるだろう。
 自衛隊員もいろいろな人がいる。
 真剣に国の安全を守るためになっている人。
 潜水艦が好きでなっている人。
 飛行機が好きでなっている人。
 身体を動かすことが好きでなっている人。
 なりゆきで何となくなっている人。
 多分、山崎さんは、戦争をしないように日本国を導いていくような崇高な海上自衛官の物語を書きたかったのではなかろうか。
 でも、私にはちょっと難し過ぎて、今のところ2部3部を読む気はしない。
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2014年08月19日

映画“アンノウン”

 2011年 アメリカ映画  ジャウム・フレット=セラ監督
 キャスト リーアム・ニーソン  ダイアン・クルーザー

 テレビ画面の番組欄でタイトルを見た時、何のことか分からなかった。内容詳細を読んで覘いてみようとチャンネルを合わせた時は、既に20分経っていた。
 主人公がホテルのフロントで「妻が中に居る、会わせろ」と、怒鳴っているシーンだった。
 かっこいい男性だったし、素敵なラブストーリーかもと思って、そのまま観続けた。
 ラブストーリーではなく、私の嫌いなアクションサスペンスだった。
 しかし、主人公の男性が可哀そうで、ハラハラドキドキしながら、結局最後まで画面にくぎ付けになった次第である。
 主人公ハリス博士は、理不尽にもなぜか殺し屋に追いかけられる。
 そして、その謎を解くべく、果敢にもその殺し屋に挑戦する。
 殺し屋とのカーチェイスがすごい。
 さすがアメリカ映画、ロケも大掛かりなものだった。
 主人公も彼を応援するタクシードライバーの女性も、運転の腕前、ただものではない、アクションがまたすごい。
 よく死なないものだ。現実だったら、何回も死んでいる。
 主人公は、自動車事故によってに記憶障害が生じていた。元は偽ハリス博士としてベルリンに乗り込んできたのに、実際ハリス博士になってしまったのだ。そんな病気あるのかなあ。
 ところが、彼の正体は、暗殺者集団の凄腕リーダーだったのだ。
 暗殺者としてはもちろん、ハリス博士としても、たくさんの人を殺している。何しろ凄腕だから。
 そうこうしているうちに記憶が戻り、今度は自分が暗殺の標的だということを知る。そして彼は、なぜか記憶喪失前の悪人ではなく、良い人に人格が変わっていた。
 単なる娯楽アクションのようで、ところどころに、ボスニアからの不法入国者者だったり、旧東ドイツの元秘密警察署員だったり、社会的背景も散りばめてあった。
 最後は、ハッピーエンドだったが、実際にはありえない。いくら最後に人助けをしたとはいえ、過去の悪行は消えることはない。普通は監獄行きだろう。でも、そこはまあ娯楽映画、いいのかなあ……。
 ちなみにタイトル「アンノウン(unknown)」は、「未確認」という意味らしい。
 私はサスペンスは好きではない。でも見始めたら止めることは出来ない。決して面白いからではない。結論を知りたいからだ。だから感想としては、いい時間つぶしだったともいえるし、時間の無駄だったともいえる。
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2014年08月16日

映画“嫌われ松子の一生”

 2006年 日本映画  監督 中島哲也  主演 中谷美紀  
原作 山田宗樹の同名小説 

 当時話題になった映画だったので、テレビ放映された時、録画していた。それを今日観た。
 出始めから一風変わった映画だと思った。ミュージカルなのか、喜劇なのか、はたまた劇画なのか、分からなかった。
 主演の中谷美紀さん、今、黒田官兵衛の奥さん役で輝いている人。
 まるでキャラクターが違っているが、演技が素晴らしかった。
 あんなに悲しい人生なのに、とことん明るいしかも一途な人間性の川尻松子役を、自然な形で成りきっていた彼女は、日本の女優さんの中でもトップクラスの存在なのでは。この映画を観て思ったことだった。
 さて、ストーリーなのだが、人の人生は、人との出会いで決まるのだなあ、と思った。
 人はまずオギャーと生まれてから、親に巡り合う。親はだいたい皆子供の幸せを願っている。ただ、それを上手に伝えられない親もいるから、子供は戸惑うこともある。
 松子の人生が狂い出した分かれ目は、彼女の教師時代の人との巡り合いだろう。
 一言でいうと、彼らは悪い人たちだったのだ。それから彼女の転落の人生が始まる。
 人に愛されたくて、人を愛して、人に裏切られて、それでも人を愛して、人に嫌われて、殺人まで犯して、最後はゴミアパートで孤独に耐えながらも53歳まで生きながらえた人生だった。
 感想だが、人の人生って、運、不運で最後までいくのだなあ、ということ。
 1度の不運は、2度とくつがえすことは出来ないのか。
 彼女の人生も、まだ35歳頃までは波瀾万丈で、けっこう人との出会いもあり、良いこともあった。要領よくやれば、まともな人生を送れたかもしれない。彼女はどこまでも一途で不器用だった。
 私が1番恐いと思ったのは、彼女が40歳を過ぎて50歳になるまでの彼女の生き方である。明るさもなくなり、動きもなくなった。人との出会いも無くなっただろう。
 人は齢をとってからは、人生をやり直すことは出来ないのだろうか。
 人生はそれからが長いのに、人は孤独に耐えて生きていけるのだろうか?
 松子は生きていけなかった。
 最後、夜遊びしていた不良中学生に、虫けらのように殺された。
 切なくて、泣けて泣けて仕方なかった。
 今の時代、一歩間違えれば、誰でもこんな人生に陥るような…。
 最初から最後まで、可笑しくて、切なくて、悲しい映画だった。
 エンディングも音楽がいっぱいで、The end 画面が黒くなるまで見入ってしまった。
 「まげてのばして」の曲、もう1度、ユーチューブで聴こうかなあ。

※夫は今日元職地区囲碁会例会に出席した。
 成績――8段でして1勝4敗
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2014年08月14日

今日の「花子とアン」

 実は村岡花子の史実で、最愛の長男が、子供の頃疫痢で亡くなっていることは知っていた。だから、私はそんな辛い場面は見たくなかった。
 それで、昨日があやしいと思い、見るのはよそうと思ったが、やはり観てしまった。
 なんで子供はあんなにかわいいのだろう。決して媚を売っているのではないのに、身体中にかわいいフェロモンを出している。花子ではないが、在りし日の歩ちゃんの一挙一動を思い浮かべて悲しくなる。子役の歩君がほんとうにかわいい。福君に似ていたので、もしや弟?と思ったが、違うみたい。
 「おかあちゃま、おかあちゃま」と言いながら天国に召された。命の儚さを感ぜずにはいられない。
 史実では、夫村岡の元奥さんとの間の長男も、関東大震災の犠牲になっている。
 村岡はこの頃たて続けに肉親を3人亡くしている訳である。その悲しみは察するに余りある。
 この後、花子は子供に恵まれない。妹の子供を養子にして大事に育てるとのこと。
 そんな人生も、昔はよく見受けられた。
 村岡の父上も後継ぎがいなくなって、さぞかしがっかりされたことだろう。
 今後の展開が気になるところである。
 さて、今日のお葬式の装束が興味深かった。
 当時、女性は白いきものだったのだ。
 そんなはずはないが、昔々、私がまだ小さな子供だった頃、お葬式で見たような…。
 映画だったのかなあ…。
 白い三角布を髪の後ろに当てていたのは、確かだったような…。
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2014年07月29日

読後感“怒り―下”

吉田修一著  2014年中央公論新社

上を返還してから図書館に予約したが、意外とすぐに順番が回ってきた。
 内容をまだ忘れてなかったので、殺人犯山神は、3人のうち誰なのか知りたくて、あっという間に読み終えた。
 三者三様、疑えばほんとうにそれらしく見えた。
 彼らに関わった人たちは、夫々人間不信に陥り、人間の本質を見抜くことの難しさを痛感したに違いない。
 皮肉にも、彼のことをみじんも不審に思わなかった沖縄の人たちが関わった田中が、山神だったとは。
 著者をすごいと思ったのは、最初から田中が犯人だということを、しっかり描きながら、後の二人をもっともらしい犯人像に作り上げて、読者をすっかり翻弄させたことである。
 ということは、実際に我々の周りにこんな事件が起きたら、間違いなく翻弄されるに違いない。人間は、自分に対して良い人間なら、その人間の裏の顔を見抜くことは出来ないだろう。
 山神は、不覚にもあるいは意味があってなのか、自分の裏の顔を、自ら廃墟の壁に書き記した。
 それを見て山神の真の姿を知った、純粋な少年知念辰哉。
 思い余って、あり得ない不幸な事件を起こし、ジ、エンドとなる。
 それは本当に理不尽な終わり方だった。
 期せずして今回の高校生殺害事件の理不尽な女子高校生の死。
 世の中には、こうもたやすく不運なことが起こり得るのか。
 著者吉田修一さんは、長崎県出身、今回の事件の背景、心の闇、不運な人たちの心情を、いつかぜひ書いてもらいたい。
 読み終えて心にひっかかったこと、時々出てくる刑事北見の私生活、あれ何だったのだろう?
 愛子と田代の結末にホッ。
 優馬と直人の関係。今風なゲイの世界。
 最後に、いつもながらタイトルの意味を考えて見た。
 「怒り」とは、山神が暗号のように赤いペンキで書き記したことばである。
 著者は山神の心の動きには何も触れていない。
 だから、意味が分からない。ということは、私にとってなんのインパクトもないタイトルだった。

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2014年07月15日

読後感 “女のいない男たち”

 村上春樹著 2014年 文藝春秋

 発売されて以来ずっとベストセラーになっているので、きっとおもしろいのだろう、と思って図書館に予約を入れていた。
 それがやっと順番が回ってきた。
 まえがきがやたら長い文章だった。1〜2ページ読んでみたが理解出来ない。あきらめてまえがきは最後に読むことにする。
 短編小説6話からなるもので、最初の「ドライブ マイカー」だけは、分かりやすい内容だったのでスムーズに読めた。妻に先立たれた男が、マイカーの専属ドライバーに、その亡き妻の不倫と自分が取ったその対処方をくどくどと打ち明ける話し。妻を許しながらも、不倫相手に仕返しをしたい気持ち、そのうちにそれも消える話しなどである。
 読後感としては、それのどこがそんなにおもしろいのだろう、と思った。村上春樹の小説でなかったら、私には何のインパクトもない。ただ、きっとこれは、私が理解できない何かが隠されている小説なのだろう。
 あと、「イエスタディ」「独立器官」「シェエラサード」「木野」「女のいない男たち」。
 どれも変わった男たちのものがたりで、どれも本人もしくはモデルがありそうな、リアルな話しだったが、どれも私の心に響かなかった。
 はっきりいって、今回の“女のいない男たち”は私の中でははずれだったかな!
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2014年07月07日

読後感“怒り―上”

 吉田修一著  2014年中央公論新社
 吉田修一が長崎出身ということと、この作品が彼の前の作品「悪人」と同様、実際の殺人事件のモデルがあることに興味を持って、図書館に予約した。
 今回の「怒り」のモデルは「市橋達也事件」ということだが、おもしろいのは犯罪者の心理ではなく、犯人らしき人とかかわった人たちの心理と葛藤を取り上げていることだ。
 不思議なことに、犯罪者らしき人はとても悪人には見えない。むしろ全部良い人なのだ。それで彼とかかわった人たちは戸惑う。その心情が人間らしくて共感がもてた。
 市橋が整形手術していたこともあるが、各地を転々としながらも、普通にアルバイトしながら生活できていたことを、私はとても不思議に思っていた。犯罪者が社会に溶け込んで生きていけたのは、彼自身が真面目だったこともあるが、彼とかかわった人たちが温かかったからではなかろうか。
 作者はこのかかわった人たちにスポットをあてたかったのだ。

 内容は(ガジェット通信より)
 ※房総半島の港町・浜崎に暮らす〈洋平〉〈愛子〉親子の前に現れた、まじめだが過去を語らない青年〈田代〉。大手通信会社に勤務する〈優馬〉が、ある時〈発展場〉で出会った〈直人〉。わけあって沖縄・波留間島に母と身を寄せた高校生〈泉〉が、無人島の廃墟で出会う謎の男〈田中〉……。
 この3人の身元不詳の男を巡り、千葉・東京・沖縄の3地点に同時進行で隣り合う物語である。※

 殺人犯は山神という28歳の男性ただ1人である。さてこの3人のうちの誰か?はたまた3人は同一人物なのか?
 図書館の人が、上、下巻一緒に予約すると、下巻から来る恐れがあるので、読み終えてから予約されるといいですよ、と言われてなるほど、と思った。
 さっそく下巻を予約したい。
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2014年07月02日

今日の「花子とアン」

 村岡の奥さんの悲しみとプライドが身に沁みた。
 「死ぬのを待たれるのはイヤ」と、はっきり言えるかなり強い女性である。村岡の心に深く突き刺さったことばだったに違いない。
 この状況は、史実とは違うかもしれない。しかし、男女を問わず、罪悪感を持っている時は、相手に優しくなるものだ。しかし、ばれた場合、実際はきっと開き直るだろう。
 史実はやはりどろどろしていたかもしれない。病気の奥さんの立場は弱い。身を引くしかなかったのではないだろうか。子供さんもいたというから、それでもなお花子に惹かれるというのは、村岡はかなり情熱的な人だったのでは…。
 花子においても、実際はかなりの進歩的な人だったのかもしれない。
 あれほど純朴な家庭に育った人とは思えない。
 家族を思う気持ちと、男女を思う気持ちは、別なのだと思った。
 今日の画面では、こんな本質的なことは分からないが、私がかってに妄想して思ったことである。
 また、ずっと気になっていた宇田川満代のモデル、吉屋信子ということをネットで教えてもらった。納得、彼女、少女小説も書いていたもの。えっ!違うの?宇野千代?そういえば、姿、かっこう、名前の感じ、宇野千代っぽい。

 ※ついでに、私はこの朝ドラを、朝のBS放送で観ている。 「花子とアン」の前に「カーネーション」があっている。毎朝、糸子さんのバイタリティに元気と安らぎを貰っている。もちろん観るのは2回目である。でもおもしろい。布団の中で、この2本の朝ドラを続けて観て、その後私は2度寝するのである。
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2014年06月15日

先週の“花子とアン”

 明日からいよいよ花の東京での出版社生活が始まる。
 それにしても、甲府での花子の周りは、善人の寄り集まりだった。
 父親吉平をいわくありげな女性が訪ねてきた時は、まあこれくらいの波風はあってもおかしくないと思っていたら、何とあっさりその女性も吉平とは何もなかったことを白状して帰っていった。いわゆる良い人だったのだ。
 地主の徳丸も、ふじのために、吉平を泊めてやったり諭したりして、とても良い人だった。
 きわめつけは、幼なじみの朝市、自分の心は押さえて、どこまでも花を思いやる気持ちは切なすぎる。ぜひ、朝市にも幸せになって欲しいと願っている。
 お祖父さん役の石橋蓮司さんとはお別れである。
 祖父母と孫の関係は、いつの時代もかけがえのない尊いものだと思った。
 安東周造さんも良い孫を持って、幸せだったのではないだろうか。
 明日からはがらりと変わる東京生活、葉山蓮子さんも再登場みたいなので、とても楽しみである。

※夫は今日町内囲碁会に出席  成績――5段でして3勝2敗
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2014年06月03日

映画“ノッティングヒルの恋人”

1999年アメリカ映画  ロジャーミッシェル監督
出演 ジュリア・ロバーツ  ヒュー・グラント

 有名ハリウッド女優と、小さな本屋を経営する平凡なバツ1男のラブストーリー。 
 男からしたらあり得ない、夢のような彼女からの愛、男は半信半疑で、彼女の気ままな求愛行動に振り回される。男は傷つきながらも、彼女の真実の愛をつかむという、観ていてほっこりする映画だった。
 海外の女優さんはあまり得意ではないが、ジュリア・ロバーツは、大好き。絶世の美女ではなく、庶民的な風貌がいい。相手役のヒュー・グラントも決してハンサムではないが、下がり目がなんとも温和そうで優しさがにじみ出ている。女性は不良っぽいクールな顔が好きな人も多くいるが、私は人柄が現れているこんな優しい顔に魅力を感じる。
 さて、有名女優でありながら、なぜこんなにしがない男に、何度も別れを決心しながらも、最後には人生を託する気になったのかを考えてみる。
 それはやはり、せちがらい日常を送る中で、彼のゆったりとした人間性を忘れられなかったのではなかろうか。
 彼は、母親や妹を大切にする、ダメな友人にもいつも変わらぬ愛をかたむける、たくさんの良い友人がいる、何よりいつも穏やかで熱い心を持っている、そんな男だった。
 本来女性は、どんな富や権力を持った男性より、心穏やかで優しい男性が好きなのだ。そんな彼と暖かい家庭を作り子孫を繁栄させる。それが何より幸福なことなのだ。
 この物語の2人の将来も、ぜひそうあって欲しい、と思ったことだった。
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2014年05月22日

TBSドラマ“たった一度の約束”

 出演 夏川結衣 柳葉敏郎
 梅屋庄吉という人が長崎出身ということを、メディア等でよく取り上げられていたので、このドラマが紹介された時、ぜひ観たいと思った。
 で、ビデオにとって、今日観たところである。
 長崎にこんなに素晴らしい精神の持ち主で、実行力の伴う人がいたことは、長崎県人としてとても誇らしく感じたことだった。
 梅屋庄吉は、孫文に、彼の革命精神に恋してしまったのだろう。
 そして生涯、彼の革命運動を支援し続ける。これを支えた奥さんもまた同じように素晴らしい精神の持ち主だった。
 同じく孫文を支援した宮崎滔天の長男が、期せずして(朝ドラの)白蓮がかけおちして生涯を共にする最愛の夫であるということに驚いた。
 ネットで調べると、その他いろいろな事が分かった。
 事実は小説よりおもしろい。
 孫文や周恩来が、日本人と親密な関係を持ったように、同じアジア人として個人同志は繋がっている。
 なのに、国家間となると、どうしてこんなにぎくしゃくしてしまうのだろうか。
 今一つ感じたことは、英雄色を好む、ということ。
 孫文の、女性関係の多さにびっくりした。
 でも頷けることがある。優秀な遺伝子をあちこちに遺すことは、決して悪いことではないから。
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2014年05月15日

読後感“ムッシュ・クラタ”

 山崎豊子著  新潮社
 山崎豊子さんの著書には、たくさんの名作があるが、ここに収められている4編は、彼女の初期の作品で、作風が多くの名作とは一味違う。

 「ムッシュ・クラタ」は、著者が新聞記者時代に面識のあったあるフランスかぶれの先輩記者のユニークな生き方を、たんたんと描写したと思われるもので、実話のような小説だった。
 誰にも迎合されず、自分の強い意志と信念を貫いて、社会人として生きていくことは、簡単に出来ることではない。
 彼の生き方を、家族が理解してくれていたことは奇跡のようなもの。
 著者もまた、この新聞記者の生き方を、実はとても尊敬していたのではなかろうか。
 「晴着」は、義弟と密通、駆け落ちまでして、幸せを求めるが、その義弟にあっけなく先立たれる。哀しくて切ない話しのアイテムに晴れ着が登場する。 道ならぬ恋に走るきっかけを作った晴れ着が、死に行くきっかけも作ってしまった。
 著者は、2人の恋に想いは寄せつつ、所詮人生はこんなものと、最後は冷静に突き放している。
 「へんねし」は、タイトルに興味を持った。調べてみると滋賀県の方言らしく、(妬んでする意地悪)とあった。内容はタイトル通り。妻の他に愛人を持つ大阪商人の夫に対して、妻はいつも冷静な態度で夫に従う。しかし、夫は、この貞淑な妻の心に秘められた怨念をかいま見てしまう。ぞっとする話しである。
 「醜男」は、まずこの「ぶおとこ」という漢字の読みに戸惑った。頭のなかで、醜い男、と分かっていたが、恥ずかしながら読めなかった。もちろん醜い男を「ぶおとこ」と口では言ってはいたのに。
 内容は、醜男がここまでコケにされなければならないのか、しかも年とってからは、こんなに見てくれが重要だとは、私には考えられない。しかし、広い世の中、こんな理不尽なこともあっているのだろうか。
 この4作品、人生の哀歓をしみじみと感じさせる読み応えのあるものだった。
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2014年04月26日

今週の“花子とアン”

 今週私は、後に生涯の友となる桑山蓮子さんに、とても興味を持った。
 実は私、村岡花子さんという人は知らなかったが、この蓮子さんのモデルである歌人柳原白蓮さんのことは、知っていた。過去に彼女の一生がテレビドラマになっていたのを観たこともある。
 また、菊池寛作小説「真珠夫人」も読んだ記憶がある。
 今週、蓮子さんが物語の焦点だったこともあり、改めて白蓮さんのウイキペディアを開けてみた次第である。
 彼女は東洋英和女学校に確かに在籍して卒業している。波瀾万丈な生涯をこの先送ることになる。彼女に花子がどうかかわっていくか、とても楽しみである。
 それにしても、白蓮さんは、仲間由紀恵さんに勝るとも劣らぬ美人である。古い写真だが、それが十分伝わる。
 思ったことは、華族出身で頭もよくこんなに美人なら、逆境をある程度辛抱したら、そのあと、不倫でも何でもやってのけられるよなあ、と思ったことだった。
 来週からが楽しみである。
 花子のお父さんがステキ。これからもどんどん登場して欲しいなあ。
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